今日は夜間の路上教習でした。路上に出る前、照明の点検と説明がありました。バスはお客さんを乗せている時は室内灯をつけなければならないと決められていますが、フロントガラスに光室内風景が映りこんで、前がとても見にくくなります。ただ、教習では室内灯は豆電球の灯り程度に絞ってあるので問題はありませんでした。今日の教官は、この自動車学校の大型二種の教習の立ち上げをされたというベテラン先生。路上を走行しながら、乗客を揺らさない運転のコツを教えてもらいました。「走り出したら、どんどんギアを上げていく。」「ブレーキは早めに軽く&長く踏み、後ろの車にブレーキの予告をする。その後クラッチを切り、それからブレーキを踏む力を徐々に強くしていく。途中で絶対に踏む力を緩めてはいけない。また、停止するまでギアには触らない。」まとめて書いてしまうとあっけないのですが、これらの操作を先生の指示どおりにやると、車体が殆ど揺れなくなりました。

私が普通車で当たり前のようにしてきた事。つまり、ブレーキを何度も踏んでは緩める”ポンピングブレーキ”、加速時には各ギアの上限速度近くまで引っ張る癖、減速でもギアを切り替えてエンジンブレーキを使う癖などが、乗客を揺らす原因になっていたのです。驚きました。先生は口調こそ穏やかですが、私の心理をしっかり読み取っており、ついついクラッチを踏んだり、ギアに手がでたり、ブレーキを離しそうになると、すかさず、「まだまだ・・」と声をかけてくれました。魔法にかかったように、運転が急に上手くなった気がしました。帰りにコス太でも同じことをしようとしましたが、エンジンが違うので、ギアを早くつなぐことは出来ません。ブレーキだけはちょっと滑らかになりました。

明日は会社の行事で、日帰りのツアーに参加します。栃木県の益子に行き、ろくろの体験、いちご狩り、SL乗車体験の予定です。でも、私の一番の関心事は、観光バスの運転手さんがどんな運転をするのかです。なんのためにいくのやら(笑)