昨日の続きです。
イチゴ狩りの後は、真岡鉄道のSLに乗車しました。益子駅から下館駅まで、約50分の乗車です。SLは子供の頃に見た某アニメの影響で好きだったのですが、実際に動いている姿を見るのも、乗るのも初めてでした。機関車に引かれた客車は3両、先頭車以外はガラガラだったのには拍子抜けしました。機関車は昭和21年製、客車はそこまで古くはなく、天井に扇風機のついたタイプで、昭和40〜50年代頃の雰囲気。私はつい最近、つくばエクスプレスという最新の列車に乗ったばかりだったので、一気にタイムスリップしたような気がしました。デッキ部分には駅員さんの帽子がおいてあり、家族連れは、子供さんに帽子をかぶせて写真を撮っていました。真岡で長時間の停車があり、カメラマンも子供たちも機関車のところに詰めかけました。私も運転席の窓から中をのぞきたかったのですが、背が足らず、見えませんでした。子供たちはかわるがわる機関室に入れてもらっていましたが、お友達を押しのけるわけには行きませんので、カメラを高く挙げ、オートフォーカス(AF)に任せて何枚か撮りました。こんなとき、AFは便利ですね。
機関車にひっぱられる客車は、床下にモーターを持つ今時の電車とは違い、コットン、コットン、と規則的に引っ張られるような感じで揺れます。時折、ポオ〜っと汽笛の音。窓は開けていませんでしたが、それでも、どこからか煙の匂いが入ってきます。イチゴ狩りでお腹も一杯、もし隣のヒトと話をしていなかったら、心地のよい揺れに、うっつら、うっつらと眠りこけていたかもしれません。