昨日は父の日でした。教会学校恒例のイベントは勿論「父の日のプレゼント作り」です。今回はペンスタンドを作りました。牛乳パックで細めの六角形の筒形を作り、厚紙で底をつくります。表面にはボンドで好きな柄の布を貼りつけました。工作の指導に当たったのは、昨年、自らデイサービスセンターを始めた先生です。デイサービスでは2時間程かけて製作したそうですが、教会学校で使える時間はほんの30分強。大忙しでした。でも、そんな中でも子供達は一生懸命に作り、見事に完成させただけでなく、お父さんへのメッセージをしたためた感謝状も書き上げました。子供達の力は凄いものです。ところで、今回の工作、指でボンドを紙や布の表面につけることが必要でしたが、中には、なかなかボンドを指につけようとしないお友達がいました。何かすこし、手を汚すことに引っかかりがあったのでしょうか?小さいお友達は、大人のように自由に言葉を選んで話をすることはできません。でも、一緒に工作をしてみると、一人一人の個性がよくわかります。また、右手の人差し指にボンドをつけると、右手全部を使おうとしないお友達もいました。でも、片手では作業もなかなか進みません。そっと横に行き、「人差し指だけ立てておけば、他の指は使えるよ」、と繰り返し話しているうちに、徐々に指の使い方も上手になりました。
小さなお友達の心にも、いろいろなこだわりや悩みがあるでしょう。ひととき、無心で工作をすることで、少しでも心を開放してもらえたらいいなあと思いました。