教会学校には中学校の吹奏楽部に入っている女の子がいます。ぜひとも生で演奏を聞きたいと思っていたところ、日曜日の午後、定期演奏会があったので、聞きにいきました。場所は学校の体育館、部員は60人程で、なんと女の子ばかり。チューバのような巨大な楽器も見事に吹きこなしていました。すごいです。更に凄いのは、彼女たち、今年の夏の県大会で銀賞をとっているのです。コンサートでは県大会で演奏した曲も聞かせてくれましたが、ソロパートも多い、かなり難しい曲でした。でも、聞いているうちに鳥肌がたってくるほどの素晴らしい演奏。一人一人がいかに一生懸命練習したかが、伝わってきました。大勢の部員がいれば、複雑なトモダチ関係や先輩後輩の問題があるでしょう、でも個々の問題を乗り越えて、一人一人が自分の担当をしっかりこなすことで素晴らしいハーモニーが生まれることを体験的に知ることができてよかったんじゃないかな、、と思いました。彼女は中学3年生、1年からトランペットを始めて、3年間でしっかりと成果が出せて、本当に良かったなあと思っています。

ところで、教会学校では、部活動のために教会から離れる子供の多い事がしばしば問題にされます。教会によっては、多くの中高生が集い、元気に活動しているところもあるようですが、参加者が極端に少ない教会学校の場合、多くの仲間と切磋琢磨しながら成長するといった機会を子供たちに提供することは無理です。ですから、その子の人間的成長を考えるならば、信仰を持ちつつも、部活動を頑張るという選択肢もあってよいのでは・・と考えてしまいます。ただ、今日紹介した女の子はクリスチャンの両親の子供で、小さい時からしっかりとした信仰を持っているので、安心して見守れたという面があります。一般の家庭から来てくれている子供たちの中で、中学に入った子が教会に来てくれるということは極々わずかです。今来ている子供の中にも、教会学校は小学生までと決めていると話してくれた子もいます。
実際のところ、本当にこれでいいのか・・、引き止める努力をすべきなのか・・祈りつつ送り出せばいいのか・・いつもいつも悩んでいます。