うみねこ先生訪問記 その2」
うみねこ先生の家には私がずっと憧れているものがありました。使い込まれた桐製の長火鉢。しかも、観賞用の骨董ではなく、現役で活躍中とくれば、感動ものです。朝は、その火鉢に炭をいれ、鉄瓶で沸かしたお湯で入れたお茶をご馳走になりました。
私も家にカマドや七厘があるので炭はよく使いますが、屋外で炭を熾(おこ)せる日は限られています。家の中に囲炉裏か火鉢があれば、普段のお茶はもちろん、お正月にはお餅を焼いたりもできますし、いつでも手軽に炭火料理を楽しむことができます。それに、チロチロ燃える炭火に手をかざし、ぼ〜っとできたら、幸せな気分になるような気がして、ずっと欲しいとおもっているのです。いいなあ〜〜〜〜。
ちなみに、防災用品として、家の外に炭を保管されているとのこと。実は私も防災のために炭や火おこし道具を物置に保管しており、なんとなくこの辺、感覚が似ていると思いました。初めて行ったお宅なのに、いきなり馴染んでしまったのは、根底にこういう共通した感覚を持っていたからかもしれません。