ホントはCSのネタではないのですが・・
23日に私たちの教会の所属する保守バプテスト同盟の関東にある教会が集まってファミリーフェスタが行われました。私は用事があってドタキャンしましたが、参加した両親から聞いた話を紹介します。
高齢者について話し合う分科会でつくばの隣の牛久市にある教会が高齢者の活動場所を提供しているとの話が紹介されたそうです。設立のきっかけは、あるクリスチャンの方が、家にも帰らずお店を転々と歩き回っている高齢者を見かけた事だそうです。近所に高齢者の居場所がないと感じたその方は、教会を使って、高齢者に居場所を提供しようと考えました。教会のOKもとり、市に申請したところ、市では、教会堂を使うとはいえ、聖書の話やお祈りは一切禁止との条件を出してきたそうです。彼らはその条件をのみ、高齢者の居場所作りに専念されたそうです。すると参加する高齢者の方が皆、生き生きとしてきて、最近では近隣の老人福祉施設を訪問し、花笠音頭を披露したり、クリスマスソングを歌ったりして、喜ばれているそうです。市からも、是非続けてくださいと、初めとはうって変わったようなコメントをもらったとの事でした。
この話を聞き、教会学校教師セミナーで学んだことと通じるものがあると感じました。教会が地域に貢献することの大切さです。個人でデイケア施設を立ち上げた教会スタッフからは、これは福祉の考え方と同じだという感想が出ました。キーワードは「小規模多機能」。小回りのきく、利用者のニーズに合わせたサービスを提供する福祉施設を意味する言葉ですが、教会にも同じように、小規模多機能な役割が求められているのかもしれないということです。私たちの教会はとても小さいので、できることは限られています。でも、地域のために何かの役割を果たすことができないかと思っています。