筑波山の話の続きです。山の天気は良く清々しい青空が広がっていました。筑波山には複数の登山コースと、ケーブルカー、ロープウェイがあります。 コス太を置いた大駐車場があるのはロープウェイ乗り場で、頂上まで歩いて約1時間と一番楽なコースがあります。ですが、駐車場から見たルートは、結構な急斜面。最近全然運動をしていない私はびびりました。で、友達を見ると、子供の頃の嫌な思い出が蘇ったとのことで、やはり不安顔。じゃあ、ここは無理せずにと、ロープウェイで上がりました。筑波山の峰は二つ、女体山と男体山があり、ロープウェイは女体山の頂上のちょっと下にあります。標高800メートルちょっとですが、上がってみると、麓とは違って頂上付近の木々の葉はすっかり落ちていました。頂上は岩だらけで狭く、足をすべらせたら滑り落ちちゃうだろうという場所ですが、その分ダイナミックな展望が楽しめます。条件がよければ関東平野が一望できるのですが、残念ながら遠くの方は霞がかかっていて見えず、近くの低山の紅葉と常緑樹のコントラストが印象的でした。
女体山の頂上を降りてから男体山の頂上に行きました。実はこちらに登ったのは初めて。小さな社とそれに続くコンクリート製の踊り場が頂上でした。2つの峰を制覇したところで約1時間。まだ元気だったので、男体山の頂上の周囲をぐるっと回る自然観察路に向かいました。アップダウンのある1時間のコースです。落ち葉を踏みしめ、秋の日を浴びながら歩くのは気持ちが良かったですが、徐々に足が疲れてきました。立ち止まると回復しますが、また歩くとすぐに疲れてしまい、コースの1/3程で休憩をとった後はすっかり足が上がらなくなってしまいました。友達のほうは一気に上ってはちょっと休む、という感じでグイグイ登っていってしまうのですが、私のほうは、息こそあがらないけど、足もあがらないという状態で、彼女についていくのがやっと。電車通勤の足と自動車通勤の足の違いが出たようです。ロープウェイの駅を出てからほぼ2時間歩いたところで、私はGive Up。歩いて駐車場まで降りてもいいという友達に懇願し、下りにもロープウェイを使いました。完全に筋力不足です。鍛えて再チャレンジしたいと思っています。なお、後日談ですが、筋肉痛はあまりありませんでした。
山を下りてコス太に戻った後は、大学の構内やアパートがあった場所などを巡りました。一緒に住んでいても、人間、それぞれ目の付け所は違っているもので、覚えている所がちょっとずつズレているのが面白いなあと思いました。

この日は、友達をつくば駅に送ってから、ホームセンターのアートグッズ売り場に行き、閉店時間ぎりぎりまで栞作りの材料を物色しました。