今週も送別会がありました。ここ5年ほど同じ画家の先生から絵を習っている女性です。絵のタイプも志向性も全く違いますが、アトリエにおいてある彼女の絵の進み具合などを見るたび、その存在を意識しながら描いていました。ほぼ同じ時期に入門し、レッスンの時間も重なることが多かったので、よく先生と3人で話をしながら絵を描いていました。不思議なものですが、絵を描いている時間に絵の話だけをしていることが殆どありません。先生が画業以上に興味を持っている「地質と地震」や「日本人のルーツ(ユダヤ人説)」、お笑い番組の話が多いです。私はTVで漫才を見る時間がないので、いつも彼女が先生のお笑いネタの相手になってくれていました。これからは、先生も私もちょっと寂しくなります。ところで、彼女の引越し先は滋賀県の大津。先生に地震の話をいつも聞かされているだけあって、彼女はマンション選びのポイントに活断層や地盤を入れています。先日も高台にある新しい物件を紹介されたそうですが、よく調べてみると実は断層の真上だったのでやめたそうです。滋賀県は防災意識が高い県のようです。昔、琵琶湖西岸でM8以上の大地震が起こり、湖畔の村が壊滅したことがあるからのようですが、県のHPで地形図に加えて詳細な活断層の地図など詳細な資料を公開しているそうです。他県、少なくとも茨城県ではこういう対応はありません(原発もあるというのに・・・)。情報は公開されていても断層の真上にマンションが建てられていたりしますから、家選びは業者さん任せにはできませんね。
実は教会のすぐ近くにも高層マンションが建設されることになっています。地域住民は大反対しているのですが、業者は一方的な説明会だけしか行わず、聞く耳をもちません。新たな耐震偽装問題も浮上していますし、建設業者さんの行為にはどうも問題ばかりを感じます。