先日、滝の絵が完成しました。画材を取り扱っているホームセンターに持って行って額を合わせていると、年配の女性に声をかけられました。私と同じように額を買いにきたのだそうです。お互いに額が決まり、私が絵をしまっていると、彼女が急に、「あなたが絵を習っている先生は、絵に手を入れる?」と尋ねてきました。「いいえ、口でアドバイスするだけで、手は入れません。」。もしかして、私がこの絵を売る予定だと話したので、自力で描いた絵なのかどうか気になったのでしょうか?それとも、彼女が習っている先生は生徒の絵に手を入れているのでしょうか?
後日、この事を先生に話すと、「生徒の作品に手を入れる人は多いですよ。だって簡単ですから。」とのこと。びっくりしました。まあ・・確かに生徒が自力で絵をうまく仕上げられるよう指導するのは大変な根気と努力が要るだろうと思います。生徒も、プロに修正を入れてもらえば、自分の絵が一気によくなるので、楽ですし、嬉しいでしょう。でも、それでいいでしょうか?
私は、今回の絵もかなり苦労しましたが、そのことで学ぶことも沢山ありました。「苦労は買ってでもするもの」というのは本当だなあと感じています。自分自身も「教える」事に携わっておりますので、注意したいと思いました。



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