先週、産業能率大学が主催する「カウンセリングマインドを活かす コミュニケーションスキルアップ研修」を受けてきました。講師はプロのカウンセラーで、プログラムには、自己理解、他者理解、傾聴訓練、自己表現などがありました。

自己理解のところでは、人間が持つ様々な側面を擬人化した「サブ・パーソナリティ(例:チャレンジャー、人情家、冷やや家さん、等)」が書かれたトランプを使い、自らの性格の特徴を分析しました。自己分析は、他者の理解に役立つのだそうです。実際、私には苦手意識のある人がいるのですが、この研修の最中に、苦手意識のある人を想定した時の自分の状態を分析することで、私がその人を苦手と思う理由を絞り込み、対処方法を立てることができました。

「積極的傾聴」のトレーニングでは、「聴く」ことの難しさを感じました。
傾聴は、相談者が自ら話すことで自分の中で解決の道を見出す事を助ける方法です。しかし、私は、耳にした相手の言葉から自分なりの解決方法を考えて、どんどんアドバイスをしたくなってしまうのです。つくづく、意識しないと「傾聴」はできないものだと思いました。

参加者は講師の指示に従ってグループをつくり、自らが発見したことや考えたこと等を話し合いました。この話し合いの時間に、同じグループの方から沢山のアドバイスをもらえた事は特に貴重な体験でした。できれば、この方たちと良い関係を持ち続けたいと願っています。