sahchan2008-06-12

先週末、駐車場においてあるコス太のすぐ脇に一羽の鶏がたたずんでいました。足が太く、黒っぽい羽をした軍鶏(シャモ)でした。羽が抜けており、目を閉じてうなだれている時間も長く、かなり具合が悪そうでした。近所に飼っている人がいないか調べてみましたが、該当する家はありませんでした。どうしていいのかわからなかったので、ネットで情報を集めてみると、茨城県では、鳥インフルエンザ問題が発生して以来、保健所に、「病気の鶏が捨てられている」という苦情があいついでいるとの事。このシャモもそういう鶏ではないかと思いました。シャモはコス太の下をねぐらに決めた様子で、月曜の朝、出勤のためにコス太のエンジンをかけてもどいてくれません。病気の鶏ですので、うかつに触れることもできないので、レジ袋を手袋代わりにして、捕まえようとすると、鶏は私の手を振りほどいて走り去ってしまい、夕方帰ってきたときにはいなくなっていました。
ずっと居座るようなら家畜保健衛生所に連絡しようと思っていたのですが、結局、その必要はありませんでした。目の前からいなくなってしまったので、ほっとしたところもありますが、あの鶏に何もしてあげられなかったという無力感も感じました。