最近、ちょっと耳鳴りが大きくなって、肩が凝っています。多分、パソコンのしすぎでしょうね。こういう時は、お風呂に長く入るようにしています。長湯のお供は本。本を大事にしている人からはお叱りを受けるでしょうね。
昨日は「私も入りたい「老人ホーム」」甘利てる代著(NHK出版)を読みました。昨年秋に出版されたこの本のテーマは「宅老所(小規模多機能ホーム)」。本の中には、介護保険など無かった時代に、民家と同じような環境で、年齢や障害の程度を問わず、「いつでも、誰でも、どこでも」受け入れ、「通って、泊って、住む」こともできる施設を、私財をなげうって立ち上げた創設者の素顔と、彼らが立ち上げてきた施設の姿が紹介されていました。7つの施設が載っていましたが、一番最初に取り上げられていたのは富山県のデイサービス「このゆびとーまれ」。ここでは、赤ちゃんからお年寄り、障害のある人が一緒になって、大きな家族のように過ごしています。この方式は「富山型デイ」として注目され、全国に急速に広がっているそうです。この施設を立ち上げたのは二人の看護師さん。インタビューの中で、お二人は、「福祉制度ができたからといっても、すべてのお年寄りが幸せになっていない」、「目の前に困っているお年寄りや家族がいたら手を差し出すのが自分たちの役目」と語っていました。こういう方々には本当に頭が下がります。
私たちの教会学校の先生の一人が始めたデイサービスセンター「ひなたぼっこ」も同じように、小規模多機能ケアを目指しています。私も何か少しでもお手伝いができたら・・と思いました。
ところで、「いつでも、だれもが、気軽に来れて、その人が、その人のままで受け入れられる場所」そういうところって、本当は、一見元気そうに見える人にも必要ではないでしょうか?できれば、教会学校が、みんなにとって、そんな場所になれると良いのですが・・。


今日の一枚は水彩画の静物です。レッスンの一つとして、赤・青・黄・緑の4色だけで描きました。写真をスキャナーで取り込んだので、色が派手になっています。


この絵は以前、茨城県中途失調・難聴者協会の会報「常陸野」に白黒で掲載していただきました。ありがとうございました。