今日のお昼休みの出来事です。同じ部署の7人ほどが長いテーブルに並んで座り、食事を取ることになりました。片耳が難聴の私は、このとき、たまたま、一人だけはみ出す席になり、聞こえない側の耳のほうに人がずらりと並ぶ形になってしまいました。食事をしながら話をするのですが、みんながしゃべっている言葉が聞き取れません。中途失聴の私は唇が読めないので、聞こえないと内容がわかりません。でも、皆が楽しそうにおしゃべりに集中しているのを見ると、「聞こえないから、何を言っているのか教えて」というタイミングがつかめませんでした。途中から飽きてしまい、かといってぼ〜っとしているのもつまらないので、食べ終わってからすぐ、用があると言って席を立ちました。自分の席選びのまずさのせいなのですが、今日はちょっと気分がおちこみ気味だった事もあって、我ながら卑屈な態度だったなあと思いました。
我が家では母も少し老人性難聴になってきています。他の人だと気を遣いますが、お互いさまだとわかってる母には、何度でも聞きかえすことができます。

今日は、自分で作ってしまった心の壁のせいで、ちょっとだけコミュニケーションの機会を失いました。


今日の一枚は、次回作用の下絵です。土曜日に絵を習いにいった時、霞ヶ浦で取材した写真を含めて、いろんな資料を組み合わせた鉛筆画をつくってから、イメージを固めるために、ごく短時間で「オイル・オン・ペーパー(紙の上に油絵の具で描く技法)」で描きました。先生曰く、この技法は、水彩やパステルよりも手軽に、油絵の最終イメージを固められるとのことです。ヘタッぴですし、まだまだ変わっていきますが、とりあえず第一段階を紹介してみました。