sahchan2006-02-28

土曜日は手話講習会の閉講式でした。参加した受講生は30人超だったと思います。メインイベントは手話によるスピーチ。初級クラスは1分、中級クラスは3分の発表です。みんなとても上手でした。会場には要約筆記の方がおり、反物のように長い透明のシート(ロール)をOHPの上に載せ、そこに話されたことを、どんどんとマジックで書いて下さいます。でも、スピーチでは、このロールを予め自分たちでつくっていくことになっていました。実は私、前日まで内容がきまらず、夜中になってからロールを準備しました。30cm程の幅のシートに3〜4cm角ほどで字を書くと、大体3mで3分になるとのこと。内容を足したり引いたりしながら原稿を仕上げました。ぶっつけ本番の当日。私が習っていたクラスの先生は、前を見るようにと念をおしました。手話では身振りと表情が大切です。机に原稿を置き、それを見ながら手話を行うと、手話が小さくなって、見にくくなるからです。不安に思いながら前に立つと、会場の後方、丁度真正面に先生が立っていました。手話がつっかえると、ささっと教えてくれます。「下を向くな、正面を見なさい」といってくださった中には、そういう先生の配慮があったかのか・・、と感謝しました。
講習会の後は、有志で集まって、楽しくティータイムを過ごしました。難聴の程度は個人でまちまちですが、情報から取り残される不安や孤独感、困ったこと、経験した事には似たものもたくさんあります。また、講習会を通じて同じ障害を持つ仲間ができたことで、気持が明るくなった、、というのも、皆の共通の経験だったようです。様々な背景を持つ人が集まっているので、話題も豊富であっという間に時間が過ぎてしまいました。

2月も今日で終わりですね。今日は寒い一日でしたが、庭の梅が咲き始めました。