昨日の写真の場所は、長野県飯山市にある「菜の花公園」です。
「朧月夜」という唱歌を覚えているでしょうか?

「菜の花畠(ばたけ)に、入り日薄れ
見わたす山の端(は)、霞ふかし
春風そよふく、空を見れば
夕月かかりて、におい淡し


里わの火影も、森の色も
田中の小路(こみち)を、たどる人も
蛙のなく音も、鐘の音も
さながら霞(かす)める、朧月夜。

作詞 高野 辰之/作曲 岡野 貞一」

この唄の発祥の地が飯山なのだそうです。
たまたま寄った日本海沿いの日帰り温泉施設のパソコンで地域情報を調べていたところ、菜の花が満開になっているという情報があったので、お昼時に寄ってみました。今回の旅で唯一の観光です(笑)。「におい淡し」とありますが、行ってみると、かなり強く花の香を感じました。天気予報は雨だったのですが、帰る頃までは雨はふってきませんでした。
ところで、この花、ふつうの菜の花ではなく、野沢菜の花なんだそうです。とても丈が高く、身長154センチの私と同じ高さの株もありました。昼食は、木の切り株の上に座り、千曲川と菜の花を眺めながら、野沢菜入りの「おやき」と缶コーヒーですませました。つくづく、グルメとは縁遠い人間です(笑)。