秋吉台からは瀬戸内海沿いを通って帰ることにしました。山陽自動車道に入り、山口、広島、岡山と走ります。山陽道はトンネルと陸橋の連続で、景色はあまり楽しむことができませんが、坂がゆるやかで走りやすい道でした。ただ、なにせ気温が34度、窓を開けっ放しにし、濡らしたタオルを首にかけて走っていると、2時間でタオルがカラカラになります。今時はトラックの運ちゃんだって濡れタオルはやってないだろうと思いますが、これが案外キモチ良くって、帰りはずっとタオルを首にかけていました(笑)。
2時間毎に休憩をとりながら走り続け、兵庫県に入ったところで、渋滞回避の時間調整をするため、温泉のある道の駅に寄る事にしました。赤穂ICで降り、中心街を走っていたときのことです。ちょっとショックな出来事がありました。小鳥が一羽、右前方からコス太に向かって飛んできたのです。一生懸命に羽ばたいているのに高度が上がりません。交通量の多い街中の交差点付近、アクセルもブレーキも踏めません。まずい!と思った時には、コス太の右後方の窓に衝突し、地面に落ちていきました。きっと飛ぶ力の弱い若鳥だったのでしょう。通りかかったのがコス太じゃなくて、普通車だったらぶつからなかっただろうと思うと、胸が痛みます。なんというタイミングの悪さ・・。心の中で、何度もごめんね、ごめんね、と繰り返しながらその場を去りました。