こんな事ありませんか?
「アレって何ていう名前だっけ?う〜ん、あとちょっとで思い出せそうなんだけど・・」
知り合いからの受け売りですが、こういう時、すぐ誰かに聞いたりせずに、ど忘れした事を一生懸命思い出そうとするのが脳の老化防止に良いのだそうです。先日、あるTV番組で小田原にある蒲鉾博物館が紹介されていました。それを見ながら私の頭にふと浮かんだのが、どこかのサービスエリアで見た土産物。白くて丸い形の練り製品で、蒲鉾とはんぺんの中間みたいなモノ。ただ、肝心の名前が思い出せません。う〜ん、う〜ん。2日考えましたが無理。ついにGiveUpしてネットで調べたところ、「しんじょう」と出てきました。で、その時の私の感想は「そうそう、コレ!」ではなく、「へ〜、こんな名前だったんだ」というもの。どうやら最初から覚えていなかったようです(苦笑)。
私の疑問が解けた翌日、母がこんな事を言いました。
「今日、新しい猫の爪研ぎを買ったの。それで、ついていた茶色の粉・・・なんて言ったかしら、アレをかけたら、にゃんこがとても喜んだのよ〜」
「お母さん、その粉の名前は?」
「???」
思い出せないようです。そこで、思い出す努力がアタマに良いという話をしてあげました。
母の表情が真剣になりました・・そして、次の瞬間

「ムササビ!」 ・・・椅子からずり落ちそうになりました。

「それ動物の名前〜」

ワサビ!・・じゃないわよねえ・・・」

語感は思いだせているようですが、肝心のところが出てこない様子。
「もうちょっと頑張れば思い出すんじゃない?」
「そうね」
一晩頑張りましたが、やっぱり出てこなくて母は不安顔。あんまり落ち込ませても良くないと思い、助け舟を出しました。
「4文字で真ん中の2文字の音が重なってるよ。“○○○び”。」
母の顔がパッと明るくなりました。
マタタビ!」
他人の力は必要でしたが、一応自力で思いだせたので、母もホッとしたようです。
皆様も、時々やってみてはいかがですか?