土曜日に友人と東京都美術館で開催されている「オルセー美術館展」を見てきました。開館前から門の前には大行列。マネ、モリゾ、ルノアール、ミレー、モネ、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌ、モロー等々、日本でも人気の高い画家の絵に加え、当時に撮影された風景や人物の写真が展示されていました。今ほどカメラが手軽ではなかった時代、印刷技術もそれほど良くはなかった時代のものですが、選び抜かれたセピア色の写真は、モチーフ、構図、光と影のバランス、どれをとっても素晴らしいものでした。

ところで、私は、一般に人気のある絵より、自分の勉強になると思える絵にひきつけられます。絵を見ていると、画家がカンバスに向かって、どんな試行錯誤をしたのかが思い浮かんでくるからです。勿論私の想像があたっているわけはないのですが、以前よりずっと画家たちが身近に感じられるようになりました。