sahchan2008-08-13

高千穂観光のあとは再び阿蘇山です。北外輪山に大観峰という場所があり、ここから見る阿蘇五山は雄大で「寝観音」とか「涅槃像」と呼ばれているそうです。大勢の小学生がいたので、林間学校か遠足だったのでしょう。元気良く「こんにちは!」と挨拶してくれました。足元は崖でしたが、緑の草に覆われていたので、友人と二人、お尻の下にダンボールでも敷いて滑り降りたい衝動にかられました。
良い天気の下で五山を眺めていると、やっぱり火口に登りたくなってしまいました。友人が電話で問い合わせたところ、今なら上れるが、いつ閉鎖するかがわからないほど火山ガス濃度が微妙だとのこと。それじゃあと、急いで行く事にしました。九十九折の坂道を駆け下ると、両脇に田んぼが広がる平坦な道路、そして再び森の中の峠道。ダイナミックな地形の変化を実感します。火口に到着してみると、一番離れた展望台にしか立ち入れませんでした。上の写真の中央やや右側が火口に一番近い展望所で、左側には活動中の第一火口があります。時折立ち上る白い煙や、土砂に半分埋もれた待避所が、この山が活きた火山であることを実感させてくれました。立ち入りが許可される濃度の火山ガスでも、体には良くないようで、しばらく山頂にいたら咳込むようになってしまいました。火口から少し下ったところには「砂千里ヶ浜」と呼ばれるところがあります(下写真)。重い砂と岩だらけの平原はまるで月面のようでした。

山を降りると、とっくにお昼を過ぎていましたので、ガイドブックに載っていた「あそ路」というお店で阿蘇名物「高菜めし」を食べました。最後に、もう一箇所「阿蘇ファームランド」に寄ってから、この日の宿、阿蘇内牧温泉へ移動。阿蘇観光はこれで終わりで、明日から鹿児島です。