スケッチの後は、清里にある「美し森」に行きました。ちょうどコナシ(ズミ)の白い花が見頃でした。遊歩道を歩くと、コナシの花が白いトンネルのようになっているところがあり、ふと、「赤毛のアン」を思い出しました。アンの話はご存知でしょうか?私が中学生の時にアニメ化され、毎週見ていました。その第一話に、アンが孤児院からひきとられ、マシュウ・カスバートの馬車で彼の家(グリーンゲイブルズ)に行く途中、白い花の並木道を通るシーンがあります。白い花の中を馬車が進んでいくという、とても綺麗な絵でした。空想好きで、いろいろなものに名前をつけるのが得意なアンは、早速この道にWhite Way of Delight(歓喜の白路)という名前をつけます。アンの話にでてくる花はリンゴなのですが、なんだか久しぶりにアンの話を読みたくなりました。日常生活に追われると、空想力も枯渇しがちになってしまいます。できれば、いつも、アンのような、みずみずしい感性を持っていたいなあと思いました。