sahchan2007-08-23

陸前高田から更に海に突き出した広田半島に足を伸ばしてみました。ここには「黒崎仙峡」という絶景ポイントがあります。展望台まで歩いてみると、典型的なリアス式海岸で、岩が波に洗われていました。カメラを構えていると、天気は良いのにパラパラと雨、遠くで雷鳴がしました。やがて雨足も強くなってきたので、あわてて車に戻り、近くの日帰り入浴施設に飛び込みました。内風呂のみですが、水平線が見渡せる絶景の場所です。やがて、雷鳴が大きくなり、ザーっと雨が降ってきました。山からやってきた雷雲が頭の上を通過し、海に出てしまうと、海上に向かって稲光が走りました。メリメリ、ズドンという音。うひゃ、怖い!海に落ちる雷を初めて目にしました。
やがて雷雲が彼方に去り、山側が晴れてくると、夕日が差し込んできました。すると、目の前に、大きな虹が現れました。虹の右端は夕日を浴びた小さな島に始まり、左端は大岩に隠れて見えません。よく見ると二重です。写真をとりたくて、あわてて風呂から飛び出し、ラウンジにいってみましたが、間に合いませんでした。湯上りのほてりが冷めるまで、薄れてゆく虹と青い海原を、レトロなラベルの貼られた「マスカットサイダー」を飲みつつ眺めていました。(右写真)