sahchan2007-08-16

2日目、一関ICを降り、三陸海岸に向かう前に、インターから5分程の場所にある巌美渓に寄りました。渓谷脇の駐車場は大型車を入れてくれなかったので、道の駅に車を置き、数分歩いていきました。特別大きな川ではなく、近くに民家も沢山ありました。渓谷には巨石が林立し、その間をぬって川が流れていました。巨石は、木曾の「寝覚めの床」や秩父長瀞と同じように川の水が岩を削って出来たものです。水の力は凄いですね。ここの名物は「空飛ぶ団子」。渓谷沿いにある茶店からその対岸の東屋に向かってワイヤーが張られており、東屋に籠が用意されています。お客さんが籠の中に注文を書いた紙とお金を籠に入れ、木槌でコンコンと合図をすると、籠がお店に向かってするすると引き上げられていきます(右写真)。そして、しばらくすると、団子とお茶を入れた籠がバビュ〜ンと降りてくるという仕掛け。こんなデリバリーサービスなら誰でも試してみたくなるでしょう、団体客で東屋は満杯になっていました。渓谷沿いの歩道をぐるりと歩いてみると、小学生位の男の子が一人、歩道脇のベンチに座ってゲームをしていました。隣には自転車があるので、近くに住んでいるのでしょう。観光名所も彼にとっては普通の休憩場所なのでしょうね。観光客からいちいち挨拶をされるのも、うざったいでしょうから、そっと横を通り過ぎました。

今日の一枚
橋の上から見た厳美渓です。画面のやや上の左側に東屋が写っています。